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2005年9月

2005年9月19日 (月)

デザインインターンシップ御礼

今年の夏期のデザインインターンシップも無事終わりました。今年は株式会社日立製作所に2名、日野自動車株式会社のデザイン部門に1名の女子学生が、小池研究室から参加させていただきました。関係者の皆様ありがとうございました。

日野自動車のインターンシップにおいては、小池研究室の学生が「インターシップ特別賞」をいただき、今夏に日野自動車の各部門のインターンシップに参加した学生の出した成果の中で第一位の評価をいただきました。

インターンシップに参加した学生は技術的にも精神的にもかなり成長します。インターンシップは学生を介した企業と大学の信頼関係に基づく貴重な場ですが、このような機会をまた学生に与えていきたいと思います。

大学院入試、修士のデザイナー

9月14日に武蔵工業大学環境情報学部の大学院入試がありました。いままでは、環境情報学部の環境情報学科からの進学者だけでしたが、来年度から情報メディア学科の学生も進学することになりますので、今までの2倍とはいいませんが、多くの学生が大学院を志望しています。毎年、小池研究室の大学院生になることを希望する学生もいます。小池研究室には現在4人の大学院生が所属しています。武蔵工業大学の工学部から小池研究室の大学院に移って来た学生もいます。研究室は3年生から配属になりますが、4年生になると就職活動が始まってしまい、実質腰を据えてデザインを学べるのは1年間になってしまいます。大学院に進学することで、多くデザインの勉強の時間を持つことによって、より成長することができますので、意欲があって、経済的に余裕のある学生には進学を奨めています。他大学からの進学も奨めています。

企業の方からはよく「企業のデザインセクションが社内の他部門とコミュニケーションするときに、技術部門などの修士、博士の人たちとつきあうことが多い。他部門とわたりあうためにも、デザイン部門にも修士、博士の人がもっといてもいい」ということを耳にします。多様な知識や経験、技術を持った修士のデザイナーもこれから必要になるでしょうし、小池研究室も修士のデザイナーを養成していきます。修士のデザイナーと謳うからには、それなりの特徴をもたなければなりませんが。

2005年9月16日 (金)

愛知万博視察

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9月12日、ロボット研究の担当学生3人をつれて愛知万博に日帰りで行きました。目的は万博で展示されているロボットを見学することです。会場ではロボットステーションといいうパビリオンがあって、そこにPaPeRoや、ワカマル、人間そっくりのアクトロイド(写真)などの働くロボットが一同に集結して展示されていました。PaPeRoは子供たちが、直接PaPeRoと会話したり、触れる会場がありましたが、他のロボットの展示は基本的にロボットに触れることはできないようになっていました。事故を考慮してということだと思いますが、人間とロボットがコミュニケーションするという意味では、PaPeRoのブースはうまくいっているように思いました。会場で使用されているPaPeRoは、「チャイルドケアロボット」という新型で、会場の雑音にも妨害されずに人の音声を認識していました。幼稚園でPaPeRoの実験をしている我々にとっては即導入したい技術です。他の会場は長蛇の列で、並んでまで見ることはあきらめて、ロボットを展示だけを見て夜、東京に戻りました。名古屋の日帰りはちょっときつかったです。

愛知万博ロボットステーション

チャイルドケアロボットPaPeRo

旭山動物園の展示デザイン

少し時間が前後しますが、函館のハコゼミのときに旭川まで足を伸ばして、旭山動物園を視察しました。この動物は日本の北限にある動物園で、今や、東京の上野動物園よりも入場者があるそうです。一時は入場者が減って閉園の危機もあったのですが、スタッフの創意工夫によって盛り返して、今や地域おこしのすばらしい事例にもなっています。実際に行ってみると、平日なのに多くの人がいました。外見は、地方の動物園の外観をしていますし、併設されている遊園地も最新の遊具ではありません。動物のいる檻の前の表示板もフタッフの手書きのものです。この動物園の特徴はユニークな動物の展示方法です。

例えばペンギンは水槽内に透明なチューブの中を観客が行き来できるようになっていて、中から見るとペンギンが空を飛んでいるように見えます。同様の設備は八景島シーパラダイスや、品川水族館にもありますが、動物のケースははじめて見ました。またアザラシ館は部屋の中に縦の透明なチューブが天井から床まで延びていて、チューブの中をアザラシが行き来するのが見えます。シロクマも、水中を泳ぐ姿を観客が室内から見ることができます。通常の動物園では見ることができない動物の姿を、まったく新しい視点で見せようという試みです。アザラシがチューブを行き来するたびに観客から歓声があがっていました。このような観客の反応は私は東京の動物園では見たことがありません。それほど動物の新しい見え方が新鮮なのです。

このような展示のデザインは、デザイナーがデザインしたのではなくて、長年動物園で動物の生態を知り尽くしたスタッフからでたアイデアで、かなり前から新しい展示方法をスケッチなどを描いて練っていたようです。動物園のリニューアルの機会のその アイデアが生かされ、動物園の起死回生につながりました。動物の生態をよく知っているからこそ実現した展示のデザインです。動物園といっても、今まで以上にアレンジの余地がないように思われていましたが、ありふれたものでもまだまだデザインの余地があることを実感させてくれます。また、手書きパネルによる、動物についての情報提示など、スタッフの情熱も感じました。旭山動物園も市営ですから、資金も潤沢にはありません。お金はなくてもはじめられることはいくらでもあるのですね。機会がありましたら、この旭山動物園を是非一度見てください。

旭山動物園

書籍:旭山動物園の奇跡

日光でゼミ合宿

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9月15日、16日に小池研究室の合宿を日光の旅館で行いました。私は15日には学会発表がありましたので、翌日の朝4時に起きて電車で日光に向かいました。学生たちはバスをチャーターして先に宿泊していました。今日の午前中は、3年生を中心に、自分の将来について書いた作文を皆の前で発表して議論するということをしました。自分は将来どんな仕事をしたいのか、そのためには何をしたらいいのか、自分の今の考えを自覚したり、先輩のアドバイスをもらうことが目的です。発表を聞きましたが、作文は本人の考えや、個性がストレートで現れますし、自分の将来像をきちんと描けているひとと、漠然としてかけない人もいました。いずれにしても自分をもっと鍛錬しなければならないと自覚した人が多かったようです。いくら先生にいわれても自分自身のことを自分でわからないと、自分自身を高めることはできません。今日は、自分のことを知るための貴重な時間になったと思います。午後は旅館に益子焼きの陶芸作家の先生をお呼びして、陶芸教室を行いました。といっても素焼きの湯のみに絵付けをしただけですが、学生たちは、日頃普段パソコンにむかうことが多いので、絵筆をとって自分のオリジナルの湯のみを作ることも貴重な体験でした。絵付けはやり直しが聞かないので、そのときの勢いみたいので、描くしかありません。当たり前ですが、アンドゥの効くパソコンとは違う世界です。湯のみは焼かれて1月後に送られてくる予定です。皆で講評会をする予定です。帰りはバスで学校まで戻って解散しました。

ロボット学会、ヒューマンインタフェース学会

9月15日の午後に慶応大学日吉校舎でロボット学会でNECと共同研究しているパーソナルロボットPaPeRoの研究の発表をしました。発表時間が10分と短かったので、あまり突っ込んだ議論はできませんでした。ロボット学会は初めての発表でしたが、ロボットの技術的成果の発表が大半をしめていました。その後急いで移動して夜から慶応大学湘南藤沢校舎でヒューマンインタフェース学会のワークショップにパネリストとして参加しました。テーマは「ロボットの社会性」でロボットを社会的な視点で研究している研究者の方たちと発表していろいろ議論しました。会場には多くの人が見にきていただき、同じ時間帯で行われた他のワークショップの中では一番人の入りが多かったそうです。子供の発達や、人と人のコミュミケーションの方法など、人間とコミュニケーションするロボットの研究にはまだまだ必要なものがたくさんあるようです。ワークショップに参加した皆さん、おつかれさまでした。

2005年9月 8日 (木)

ハコゼミ行ってきました

今月9月2日から4日まで北海道のはこだて未来大学で開催されたハコゼミ2005に行ってきました。小池研究室からも4人のゼミ生が参加しました。ハコセミの詳細なレポートはいっしょに参加した多摩美の吉橋先生のブログInformation Design?!(画面左のリンク)を見てください。ハコセミ2005は未来大学の寺沢先生や木村先生の企画のもとに、未来大学、武蔵野美術大学、専修大学、浅井学園大学の学生達が参加したワークショップです。私は最後の講評に呼ばれたので、3日、4日と参加しました。今回のテーマは、「情報のこすり出し」です。函館市内にある函館公園をフィールドサーベイをして、そこからいろいろなことを発見してデザインしていこうというものです。各大学の学生の混成グループが、公園をまわって調査をしました。3日の夜は学生達は徹夜で作業をして、4日にグループごとに発表をしました。続きはまた書きます。函館はイカの刺身がおいしかったです。

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