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2006年5月21日 (日)

高校生の皆さんへ  小池情報デザイン研究室へようこそ

環境情報学部で高校生向けのパンフレットを制作していて、以下のような高校生向けの小池研究室紹介を書きました。うまく説明するのは難しいです。

高校生の君たちは、「デザイン」と聞くと、どのようなことをイメージしますか?君たちでしたら、美しい車のデザインや、コンピュータグラフィクスなどをイメージするかもしれません。また、デザイナーは、きれいな物を、一人の才能で作っている作家のようにも思う事でしょう。君たちも、そのようなデザイナーになってみたいと憧れている人もいるかもしれません。

 しかし、デザインを取り巻く環境も、情報技術の発達で大きく変わりつつあります。君たちも使っている携帯電話を例に取ってみましょう。最近は、きれいな形の携帯電話も多くありますが、ここでは携帯電話の形ではなく、携帯電話の画面に注目してみましょう。画面にはボタンなどがならんでいますが、そのボタンを単にきれいにならべてデザインしても使いやすい携帯になりません。また、携帯電話の画面はボタンの操作でどんどん画面が変化していきますから、画面が変わったら、今、自分がどの画面を見ているのか、使っている人にわかるようにしてあげなければなりません。このような画面のデザインは、「インタフェースデザイン」と呼ばれています。多くの人々が携帯電話や、パソコンなどの情報機器を使うようになった現代では、インタフェースデザインはとても重要です。

 このインタフェースデザインは今までのデザインとは2つの点で異なります。ひとつは「使いやすさ」のデザインです。携帯電話の画面は、美しいほうがいいですが、それ以上に使いやすい、わかりやすいことが重要です。高齢者や障害者のためにも、使いやすさをデザインする必要があります。

次に「ユーザー」の存在です。ユーザーとは携帯電話などを使う人、皆さんもユーザーになりますが、ユーザーの存在を抜きにしてインタフェースデザインはできません。デザイナーが自分の好きなデザインを勝手にするのではなく、ユーザーが求めているものをデザインしなければなりません。

 今までは、どちらかというと作る人(デザイナー、エンジニア)の考えが優先され、使う人(ユーザー)のことはあまり考慮されていませんでした。これからはユーザーの視点に立って、使いやすい、わかりやすいデザインを行なうべきです。それが情報デザインの考え方です。いわば、情報デザインは、「使うためのデザイン」です。情報デザインを学ぶには、ユーザーの活動の調査や、社会、文化、心理、技術に対する幅広い知識が必要です。環境情報学部では、文理融合の幅広い授業があり、幅広い分野の先生がいますので、情報デザインのための知識や技術を身につける事ができます。

 小池情報デザイン研究室では、ユーザーの活動を調査してから、いろいろな道具やシステムのデザインをしています。例えば、情報機器のインタフェースデザイン、人とコミュニケーションできるロボットのデザイン、横浜市営地下鉄センター南駅にあるバス路線図のデザインなどを、ユーザーの意見を聞きながら行ないました。

 情報デザインは、一般の仕事の中の新しい商品やサービスを考えることにも使う事ができます。情報デザインを学んだことは、デザインの仕事だけではなく、幅広い分野で役に立つことでしょう。

 デザインの知識や、パソコン、デザイン用ソフトが容易に手に入る現在では、情報デザインを学ぶことは、受験時に特殊な訓練を受けなくてもできます。興味や、やる気のほうが大切です。好きなことならがんばれる。君たちも私たちといっしょに情報デザインを学びませんか?

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