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2006年8月30日 (水)

Directorは死なず

Digital Pruducer Magazineというサイトで"Director Is Not Dead"という記事がありました。(Macお宝鑑定団から)Macromedia(Adobe)が出しているDirectorというソフトはインタフェースデザインや、情報デザインに関係している人は、かつてお世話になったことがあると思います。そのDirectorの開発者のインタビューが載っています。

Directorはオーサリングソフトと呼ばれ、いわば「ソフトを作るソフト」です。プログラムをあまりしないでインタインタラクティブなコンテンツやインタフェースのプロトタイプを作る事ができます。かれこれ15年近い歴史があり、はじめはVideoWorksという名前でアニメーションを作るソフトでした。それがMacroMind Directorという名前にかわり、リニアなシーケンスだけでなく、任意の場所にジャンプしたり、インタラクティブな機能をプログラムするスクリプトがつきました。そのスクリプトはLingoと呼ばれています。FlashのActionScriptのようなものです。

90年代初頭はいわゆるマルチメディアの勃興期でした。このときはCD-ROMの制作が盛んで、DirectorはCD-ROMのオーサリングツールとして用いられていました。私が多摩美術大学でDirectorにであったのもそのころです。

90年代後半になってインターネットが発達して、コンテンツの流通がCD-ROMからインターネットに移っていくと、インターネットに対応して軽いデータが作れるMacromedia Flashが使用されるようになってきました。当時、FlashもDirectorも同じMacromediaの製品でどうして同じようなソフトを同じ会社が出すのか不思議でした。

Flashはインターネットの発達とともに改良され、ネットのオーサリングソフトの代表にようになっています。
今、大学でもDirectorを使ったデザインを教えているのですが、値段が高い(アカデミックでも7万くらいする)、参考書が少ない、FlashもDirectorと同等の機能を備えるようになって、授業もFlashでやろうとしています。値段が高いと学生が買えませんし、参考書がないと学生が勉強ができません。Webデザインという観点からもFlashを勉強したほうがよさそうです。

Directorは8.5からMXや、MX2004のバージョンになってやっとOSXに対応したのに、その後大きなバージョンアップがなく、そのうちにMacromediaがAdobeに買収されて、Directorは消えてしまうのかと思いましたが、記事によると2007年の早い時期に、IntelMacにも対応するユニバーサル版や、WindowsVistaに対応するべく準備中とのことです。

Directorは、Shockwaveのゲームや、3D、DVD、教育用ソフト、Kioskのオーサリングなどのニッチを狙うようです。DirectorはFlashと違い、DVDなどの重いデータを扱うのも得意ですから。新しい機能もつくかも知れません。

個人的にはDirectorが生きていてよかったと思います。インタフェースもFlashよりDirectorのほうが好きです。希望としては、Flash並に値段を下げて欲しいです。

授業では使えないかもしれませんが、今後も研究などで使っていきたいですね。

Digital Pruducer Magazine   Director Is Not Dead

Macお宝鑑定団

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