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2009年2月 1日 (日)

東京工業高等専門学校 キテレツ・アイディア・コンペ

1月18日、東京工業高等専門学校が主催した「キテレツ・アイディア・コンペ」がJR八王子駅前にある学園都市センターで開催され、私は、コンペの審査員として呼ばれました。

 これは、小学生、高校生、一般の方を対象に、自由な発想で、「ものづくり」のアイデアを広く提案してもらうイベントです。工業高等専門学校にもっと関心をもってもらおうという趣旨もあります。

 審査員は高専の先生、メーカー、メーカーの顧問の方や、金融機関の方6人でした。応募は「児童の部」、「学生の部」、「一般の部」にわかれ、103点あり、事前に書類審査で15作品が選ばれ、そのアイデアを会場で提案者が審査員や来場者の前でプレゼンをしました。

 審査の結果、最優秀賞は、児童の部は、「前後左右の横に動くエレベータ」、学生の部は、「360°の方向に光る発光ダイオード」、一般の部は、「水切り豆腐」、豆腐のパッケージに穴のたくさん空いた板が入っていて、パッケージをひっくり返して豆腐の水を切ることができる、というものでした。

 私がおもしろいと思ったのは、児童の部の「オゾンスプレー」。これは、スプレーで噴く事でオゾン層を破壊するのではなく、噴く事でオゾンを作り出すスプレーです。一般の部は「自転車用優しいベル」。音声によるベルで、自転車を運転していて、人によけてもらうときは「おそれいります」、よけてもらったときは「ありがとうございます」といってくれるベルです。「あとどれくらいパック」、牛乳パックで表面に半透明の部分があり、残量が見えるもの。「キレイ・爪洗い機」、これは、蛇口の先端にブラシがついていて、それが回転しながら水流を使って爪にはさまった泥などを取り除くものです。

 審査員の方たちと会場での審査の時に話し合ったことは、「これらのものが、既にありそうなのになぜ、今もないのか」ということでした。ユーザーの要望は非常に純粋で直球です。「豆腐の水切りを簡単にしたい」、「エレベータが横にも移動できればもっと楽になる」、「スプレーで環境破壊ではなく、環境保護できないか」、「自転車で人によけてもらうときにベルでは失礼、よけてもらったら感謝したい、それを言葉で言うのではなく、別の方法で伝えられないか」、「牛乳パックの牛乳の残量を知りたい」など、誰もが考えているかもしれません。

 これらのユーザーの要望は、いろいろ問題もあって実現できていないと思うのですが、作る側が、「コスト的にできない」、「技術的にできない」、「作っても売れない」でユーザーの「キテレツ」な発想として片付けるのではなく、ユーザーの声に耳を傾けて、もっと真摯に立ち向かうことによってイノベーションは生まれると思いました。

ユーザーの素敵な要望に出会ったイベントでした。審査員をさせていただいてありがとうございました。

八王子テレメディア

東京工業高等専門学校

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